ひとり時間が増えたと気づいてから、どのくらい経ちますか。
子どもが巣立って、家の中が静かになって、予定が減って、時間だけがふわっと手元に戻ってきた。
嬉しいはずなのに、なんだか時間の使い方がわからない。
気づけばスマホを見ていて、気づけば夜になっていて、一日がどこかぼんやりと過ぎてしまう。
そういう感覚ありませんか。
友人も、子どもが上京してしばらくは、時間はあるんだけど、なんか充実してない感じがしたそうです。
忙しくはないのに疲れているような感じ、何かをしているわけじゃないのに一日が終わっていく感じ。
それがなんとなく続いていたと言うんですよね。
そこで、アラカン世代のひとり時間がうまくいかない理由はなんなのか、どうすれば長くて重い時間が自分のための時間に変わるのかを調べてみることにしました。
すると、大きく変わろうとしなくていいこと、暮らしの中の小さな区切りを作るだけで気持ちがずいぶん安定すること、家の中でできる楽しみ方にはいろんな形があることが、だんだんわかってきました。
ひとり時間をどう整えるか、何から始めるか、その先にどんな楽しみが待っているかを紹介していきますね。
空いた部屋を自分の時間が心地よく流れる空間に変えたい時は、子ども部屋を整える考え方から読むと気持ちがラクになります。
一人時間が長く感じる日は暮らしの区切りが減っている

ひとり時間がしんどく感じる原因を調べてみると、時間が多すぎるというより時間の区切りがなくなったことが大きいということがわかりました。
子育て中は、子どもの動きが自然と一日の区切りを作ってくれていたんですよね。
起こす時間、送り出す時間、帰ってくる時間、夕飯の時間、おやすみを言う時間。
それが毎日のリズムになっていた。
その区切りがなくなると、一日がひとつながりの時間になってしまって、どこで気持ちを切り替えていいかわからなくなる。
食事が雑になると一日が流れていく
ひとり暮らしになってから食事が簡単になった、という話はよく聞きます。
作る気力がなくてお惣菜を買ってきた、なんとなくお菓子だけ食べていたら夕方になっていた。
それ自体は悪くないんですが、食事の始まりと終わりがなくなると、一日の区切りが一つ減ってしまうんですよね。
豪華なごはんじゃなくていい。
でもちゃんと座って食べる時間があるだけで、一日の流れが変わってくることがわかりました。
スマホが時間の穴になっている
ついスマホを見てしまう、という話もよく聞きます。
気づいたら1時間経っていた、何を見ていたかよく覚えていない、でも手放せない。
スマホを見ているあいだは何かをしている感じがするのに、置いたあとに充実感がない、というパターン。
スマホを見る時間を決めるというより、スマホより先にやりたいことを決めておく方が、うまくいくことが多いみたいです。
夜更かしが続くと朝が重くなる
誰かに合わせなくていい自由が生まれると、夜更かしが習慣になりやすいんですよね。
それ自体は自由の証ではあるんですが、夜更かしが続くと朝が重くなって、一日の始まりがぼんやりとした感じになってくることが多い。
朝の気持ちが重いと、ひとり時間全体が重く感じやすくなるということがわかりました。
夜をどう終わらせるかが、翌日のひとり時間の質に思った以上に影響するんですよね。
朝と夜に小さな習慣を置くと気持ちが安定する

調べてみてわかったのが、ひとり時間が豊かに感じられている方に共通しているのは、大きなことをしているじゃなくて、朝と夜に小さな習慣があるということでした。
特別なことじゃなくていい。
毎日同じ小さなことを繰り返すことで、一日に始まりと終わりの感覚が戻ってくる。
それだけで、ひとり時間の重さがずいぶん変わってくるんですよね。
朝のカーテンと白湯これだけで一日が動き始める
朝の習慣でまず試してほしいのは、カーテンを開けることと白湯を一杯飲むことです。
スマホを開く前に、外の光を入れて、温かいものを飲む。
たったそれだけのことなんですが、今日が始まったという実感が体に入ってくる感じがあるみたいです。
他にも、5分だけ片付けをする、ベランダに出てみる、植物に水をやる、といったことを朝の習慣にしている方が多いということがわかりました。
どれかひとつだけ試してみるのがいいと思います。
友人も、朝いちばんにカーテンを開けることを習慣にしてから、なんか起き上がるのが少し楽になったそうです。
光を入れるだけで体が朝だと認識するのか、気持ちが切り替わる感覚があると言うんですよね。
難しいことは何もなくて、ただカーテンを開けるだけでいい。
5分の片付けが一日の土台になる
朝に5分だけ片付けをする、というのもひとり時間の質を上げるのに効果的だということがわかりました。
全部をきれいにしなくていい。
昨日使ったコップを洗う、テーブルの上を拭く、それだけでいい。
片付いている空間にいるという感覚が、一日の気持ちの土台になるんですよね。
5分の片付けは、しなきゃいけないことという圧を毎朝リセットする時間だと思うと、動きやすくなるかもしれません。
夜のお茶と3行日記で一日をちゃんと終わらせる
夜の習慣として特に効果があるという話をよく聞くのが、お茶の時間と日記です。
好きなお茶をゆっくり飲む時間を作る、ノートを開いて今日あったことを3行だけ書く。
それだけでいいんですよね。
今日はここで終わりという感覚が体に入ると、翌朝が少し軽くなってくる。
他にも、音楽を1曲かける、湯船に浸かる、翌朝の服を決めておく、といったことを夜の締めにしている方が多いということがわかりました。
3行日記は難しいことを書かなくていいです。
今日食べたもの、今日見た景色、今日感じたこと、それだけでも十分。
書くことで一日の中に自分が感じたことが一つでもあったと気づける。
それが積み重なると、ひとり時間の中に小さな充実感が育ってくるんですよね。
翌朝の服を決めて明日が楽しみの種を蒔く
夜寝る前に翌日の服を決めておく、というのが意外と効果的だということを聞きました。
明日何を着ようかなと考える時間は、自然と翌日の自分を少し楽しみにさせてくれるんですよね。
誰かに会う予定がなくても関係ない。
自分のために、自分が好きな服を選ぶ。
それだけのことが、翌日の朝を少し前向きにしてくれることがあるみたいです。
家の中で楽しめる一人時間のアイデア

朝と夜に小さな習慣が定着してきたら、次はその間の時間を何で満たすかを少しずつ探していく段階です。
外に出なくても、お金をかけなくても、家の中でひとり時間を豊かにできることはいろいろあるということがわかりました。
一度に全部やろうとしなくていい。
ひとつだけ試してみて、合わなかったら次を試してみる、そういう感じで探していくのがいいみたいです。
・読書
読みかけの本を出す。
積んだままの本が一冊あれば十分です。
読まなきゃじゃなく読みたいから読むに変えるだけで別物に。
・手仕事
・推し活
・写真整理
懐かしさも、ひとつの豊かさです。
・模様替え
・おやつ作り
・日記・書き物
・ネット講座
友人は写真整理を始めてから、子どもが小さかったころの写真が出てきて、なんかしんみりしながらも楽しかったそうです。
懐かしさと寂しさが混ざった気持ちだったけれど、あの時間は本当によかったなと思えたと言うんですよね。
ひとり時間を使って過去を丁寧に巡ることも、立派な豊かさだと思います。
一人時間を外に広げる準備をしておく

家の中でのひとり時間に少し慣れてきたら、外に出てみようかなという気持ちが自然と出てくることがあります。
でもいざ動こうとすると、どこに行けばいいかわからなかったり、ひとりで入っていいのか迷ったりして、その気持ちがそのまま消えてしまうことも多いんですよね。
そこで調べてみてわかったのが、気持ちが出たときに動けるよう、ひとつだけ準備しておくだけで全然違うということでした。
行きたい場所の名前をスマホのメモに一件だけ書いておく、それだけでいい。
まずは行きたいかもしれないという気持ちを、消さずにメモしておくことだけやってみてほしいんですよね。
家の中でのひとり時間と、外でのひとり時間は、種類が違うものです。
どちらも自分のための時間ではあるんですが、外に出ることで初めて気づく気持ちや景色がある。
家の中が整ってきたなと思ったら、少しずつ外へ向かってみてほしいと思います。
一人時間は人生後半を豊かにする資産になる

ここまで、ひとり時間の整え方について実践的な話をしてきました。
最後に、ひとり時間そのものの意味について少し書いていきますね。
孤独ではなく自由
誰かに合わせなくていい時間というのは、実はとても贅沢なものなんですよね。
食べたいものを食べて、見たいものを見て、行きたいところに行く。
それが当たり前に思えてくるまで少し時間がかかるかもしれませんが、慣れてくるとこれは自由だったんだと思えてくる方が多いです。
ひとり時間は孤独じゃなくて、自由の別名だと思うんですよね。
予定のない余白が心を回復させる
何もしない時間を作ることが、思っている以上に心の回復に効くということが、調べているとよく出てきます。
何かをしなきゃいけない、生産的でなければいけない、そういう感覚を手放して、ただぼんやりする時間。
長いあいだ誰かのために動き続けてきた体と心は、何もしない時間の中で少しずつ回復していくことがあるから。
自分の機嫌を取る力が育っていく
ひとり時間の習慣を少しずつ積み重ねていくと、気づいたら自分の機嫌を自分で取れるようになっていくという話を聞きます。
気持ちが落ちたとき、好きなお茶を入れれば少し戻ってくる。
疲れたとき、好きな音楽をかければ体が少し楽になる。
悲しいとき、日記に書けば頭が整理される。
そういう自分への対処法が一つずつ増えていく。
それが人生後半の安定感につながっていくんだと思います。
急がなくていいし、全部を一度に変えなくていい。
まず朝にカーテンを開けることだけ、まず夜にお茶を一杯飲むことだけ、そこから始めてみてほしいんですよね。
それが積み重なった先に、ひとり時間が楽しみだと思える日が、思ったより早くやってきます。
まとめ
今回は、アラカン世代のひとり時間をどう楽しみに変えるか、小さな暮らし習慣から調べてみました。
一人時間が長く感じたり重く感じたりするのは、時間が多すぎるからじゃなくて、暮らしの区切りが減ったからだということがわかりました。
子育て中は子どもの生活リズムが自然と一日の区切りを作ってくれていたのが、なくなってしまったんですよね。
だから大きく変わろうとしなくていい。
朝と夜に小さな習慣をひとつずつ置くだけで、一日に始まりと終わりの感覚が戻ってきて、気持ちが安定してくるということがわかりました。
家の中でできる楽しみについては、読書、手仕事、推し活、写真整理、おやつ作り、ネット講座など、いろんな形があることがわかりました。
一度に全部やろうとせず、これならやれそうと思えるものを一つだけ試してみるのが、うまくいくコツだということも見えてきました。
外への準備は、行きたい場所の名前をスマホのメモに一件だけ書いておく、それだけでいい。
動けるタイミングが来たときに、行きたい場所があるという状態にしておくと、外への一歩がずいぶん踏み出しやすくなります。
ひとり時間は孤独じゃなくて自由で、自分の機嫌を自分で取る力を育てる時間でもある。
それが積み重なって、人生後半の暮らしの豊かさになっていくということがわかりました。


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