アラカン女性が片付けを無理なく始める順番と最初の一歩

暮らし

子育てが一段落して、外での付き合いも少し整理できてくると、家にいる時間が増えて、ようやく自分の時間が持てるようになってきますよね。

そのタイミングで、ずっと気になっていた家の片付けをそろそろ始めようとかなと思っている、そういうアラカン女性の話をよく聞きます。

でも、いざ始めようとすると動けなくて、どこから手をつければいいかわからないし、全部やろうとすると気が遠くなる。

今日こそはやろうと思っても気づいたら別のことをしたりしてしまい、やる気がないわけじゃないのになぜか体が動かない。

そういう経験を繰り返している方は少なくないんじゃないでしょうか。

片付けは、やろうと思えばすぐ始められるものだと思いがちですが、実際にはそうじゃないことの方が多いんですよね。

やらなきゃと思っているのに動けないのは、やる気の問題ではなく、始め方が決まっていないことが原因であることがほとんどです。

今回は、アラカン女性が片付けを無理なく始めるための順番と、最初の一歩の決め方をまとめました。

片付けのテクニックではなく、動けない状態から抜け出す方法を紹介します。

片付けが進まない本当の理由

 

片付けをする気がない、時間がない、体力がない。

そう感じている方もいると思いますが、それは表面の話で、実際に動けない状態を作っているのはもう少し別のところにあることが多いです。

どこで止まっているかを知ることが、動き出す前に必要なことなんですよね。

全部やろうとして止まる

片付けを始めようとしたとき、最初に頭の中で起きることがあります。

あの部屋もこの収納も、押し入れやクローゼットも片付けなきゃいけない、気づいたら家全体が頭に広がっていて、どこから手をつければいいかわからなくなっていて、結果として何もしないまま夕方になっている。

これは怠けているわけじゃなくて、全体像が大きすぎるから最初の一手が決まらない事がほとんどで、決まらないから動けないし、全部やろうとすることが、最初の一歩を消している構造になっています。

やる気は十分あっても、全体が見えている限り止まり続けるということは、よくあることなんです。

正解を探して動けない

どう片付ければいいか調べ始めると、場所別の方法やカテゴリ別の方法、一気にやる方法や少しずつやる方法など情報はいくらでも出てきて、読めば読むほどどれが正解かわからなくなっていくんですよね。

気づいたら片付けより調べることに時間を使っていた、ということになりがちでで、正解を見つけてから始めようとしている限り、なかなか始まらないんです。

情報は判断を助けてくれるはずが、選択肢が増えすぎて動きを止めてしまうことがあります。

どんな方法も始めなければ意味がないというのは頭ではわかっていても、なかなかそこから抜け出せないんですよね。

終わりが見えず手を出せない

片付けはどこで終わるのかを考えると、全部きれいになったときなのか、それはいつなのか、その見通しが立たないと手を出すことへの不安が先に来てしまいますよね。

終わりが見えないものを始めることへの抵抗感は、怠けではなく自然な感覚なので、終わりが見えない作業は気持ちがどこかで拒否します。

だから回避する。

片付けに手が出せない方の多くは、サボっているのではなく、終わりの見えない作業から無意識に身を守っているということが多いです。

問題はやる気ではなく、終わりの設計がないことなんですよね。

全部やろうとして、何もできなかった日が何度もあって、押し入れを開けては閉めて、また開けて、どこから手をつければいいかわからないまま、疲れて終わる。
やる気の問題じゃなかったんだと、ずいぶんあとになって気づきます。

問題は順番ではなく止まり方にある

片付けの順番を知りたい、という気持ちはよくわかりますが、でも実際には順番を知っても動けない方は多いんですよね。

なぜかというと、順番の前の段階で止まっているからなんです。

多くの場合、問題は順番ではなくどこで止まっているかが分かっていないことが原因となる止まり方には、大きく三つあります。

それは、全部やろうとして止まる、考えすぎて止まる、怖くて止まるです。

どれで止まっているかによって、必要な対処が変わってくるので、順番を教えてもらうより、自分がどこで止まっているかを知る方が先なんですよね。

それがわかってから、はじめて順番が意味を持ちます。

だからこそ、順番が必要になります。

無理なく始める順番

止まり方がわかったうえで、どこから始めるかを決めていきます。

片付けにはいろんな方法がありますが、動けない状態から始める場合に有効な順番は限られています。

共通しているのは、最初の一手をとにかく小さくすることです。

小さい場所から始める

最初は、引き出し一つや棚の一段、洗面台の下などの終わりが見える範囲から始めることが大事なんですよね。

なぜ小さい場所かというと、終わりが見えるからです。

終わりが見えると、気持ちが動きやすくなり、小さい場所を一つ終えると、終わったという経験が積み重なります。

その経験が、次に動くときのエネルギーになっていくんですよね。

最初から大きな場所に挑もうとすると、また同じように止まってしまうことが多いので、小さく終わらせることを繰り返す方が、結果的にずっと前に進めます。

使っていない物から始める

何を残すか何を手放すかという判断は、思っているより時間や気持ちを消耗するので、判断が軽い物から始めるのがベストで、消耗の少ないものから始めると手が止まらずに動き続けられます。

特に思い出がある物や高かった物、誰かにもらった物、こういう物への判断は感情が絡むので時間がかかりますし、そこで手が止まってしまうことも多いんですよね。

使っていない物から始めるのは、判断が楽にできるし、明らかに使っていない物は残すかどうかを迷う時間が短くて済むことが多いから。

感情が絡む物への判断は、少し慣れてきてからで十分です。

短時間で終わる範囲に絞る

時間を決めることで終わりが見えて、終わりが見えると始められるので、15分あるいは30分で終わる範囲と最初から決めておき、時間が来たら途中でも止める。

それでいいんですよね。

途中で止めることに罪悪感を感じる方もいますが、15分動いたというのはちゃんとした前進していて、週末に一気にやろうとして動けないより、毎日15分続ける方が現実としてずっと進みます。

続けやすいことが、一番結果につながる方法なんですよね。

最初の一歩の決め方

順番がわかっても、最初の一歩が決まらないと動けないということはよくあって、どこかの小さい場所では漠然としすぎて、また止まってしまうんですよね。

最初の一歩は、迷わないために具体的に決めておくことが大切です。

場所を一つ決める

片付けようと考えるのではなく、キッチンの引き出し一つを整理するという細かいところまで決めることが大事です。

漠然とした目標は、始まる前に止まります。

できるだけ固有名詞で決めるようにして、引き出しではなく右から二番目の引き出しを片付ける、というように具体的に決めておくと、始めるときに迷わなくなりますよ。

場所を一つに決めることは、他の場所は今日はやらないと決めることでもあります。

それだけで、全体が頭の中の片づけなきゃといった広がった感覚が消えていくし、今日やる場所だけがきれいに片づくと、ずいぶん気持ちが楽になるんですよね。

時間を決める

いつやるかを決めていないと、いつでもできるということがいつまでもやらないに変わっていくので、今日の午後ではなく、今日の14時から15分と具体的に決めることで、その時間が来たらあとは始めるだけ。

時間を決めることのもう一つの効果は、それ以外の時間は考えなくていいということです。

決めた時間以外は、片付けのことを頭に置かなくていいので、ずっと気になったままという状態から少し抜け出せるので、それだけでも日常の重さが変わってきますよ。

終わりを決める

きれいになったら終わりではなく、15分経ったら終わりと決めておく。

終わりを成果ではなく時間で決めることです。

成果で終わりを決めると、どこまでやれば終わりかが曖昧になりますが、時間で決めると終わりが必ずくるし、終わりが来ることがわかっていると始めやすくなるんですよね。

場所・時間・終わりの三つを決めることが、最初の一歩を迷わず踏み出すための仕組みです。

難しいことではないですが、これを決めておくかどうかで、動けるかどうかがかなり変わってきます。

やってはいけない始め方

動けない状態からようやく動き始めようとするとき、気持ちはわかるけれどやりがちな始め方があります。

これをやってしまうと、最初の一歩でまた止まってしまうことが多いので、解説していきますね。

一気にやろうとする

せっかくやる気になったから今日全部やってしまおう、という気持ちはよくわかりますが、一気にやろうとした日に限って、途中で疲れて止まってしまうことが多いんですよね。

止まると、また動けない状態に戻るまでの時間が長くなってしまうので、やる気があるときこそ、範囲を絞ることが大事です。

今日は引き出し一つだけと決めてやり切ると、その経験の積み重ねの方が、一気にやって疲弊するよりずっと先に進めます。

収納から考える

収納グッズを買いに行ったり収納方法を調べたりと、どう収納するかを先に考えてしまうパターンがあります。

気持ちはわかるのですが、今ある物の量がわかっていない段階で収納を考えても、物に収納が合わないことがほとんどなんですよね。

収納は、物を減らしてから考えるべきで、最初に考えることではありません。

先に収納グッズを買ってしまうと、それを使わないといけないという気持ちが生まれて、かえって判断が鈍くなることもあります。

全部きれいにしようとする

今日やると決めた場所以外のことが気になって、あそこも、ここもと広げていくパターンがあります。

気になる気持ちはよくわかるのですが、広げると終わらなくなり、終わらないと疲弊して、次に動く気力が残りません。

今日の場所だけやってそれ以外は見ない、という割り切り方が続けていくための条件なので、気になっても今日はそこじゃないと決めるのが、次につながる動き方なんですよね。

動き始めると何が変わるか

引き出し一つ片付けたというそれだけでも、何かが変わります。

小さくても、終わったという経験は次への入口になるんですよね。

ただし、一つ終えたからといって大きく変わるわけじゃないということも、正直に言っておきたいんです。

終わった場所を見ると、あそこはできたという感覚が残って少し気持ちが軽くなり、何もしていないときは全体が重くて動けなかったのに、一つ終えると次が見えてくるという変化が、少しずつ出てきます。

家への感覚も、じわじわ変わっていって、ずっと気になったままだった場所が一つ解決すると、残りの引っかかりとの付き合い方が少し変わってくるんですよね。

全部が解決するわけじゃないけれど、止まっていた状態が動いたというその一歩が、次につながっていきます。

おわりに

今回は、アラカン女性が片付けを無理なく始めるための順番と最初の一歩をまとめました。

やらなきゃと思っているのに動けないのは、やる気の問題ではなく、全部やろうとして止まる、正解を探して止まる、終わりが見えず止まることが原因。

小さい範囲で使っていない物から始めて、短時間で終わるよう決める。

場所・時間・終わりの三つを決める事が、動けない状態から抜け出すための順番です。

今日やることは一つだけと決めて、引き出しを一つだけ開けるだけで全部やらなくていい、きれいにしなくていい。

ただ開けて、中を見ることが最初の一歩になります。

少しずつ手を動かしていくと、今度は思い出の物をどうするかで手が止まることがあります。

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