子どもが帰省すると生活リズムが崩れると感じたときの過ごし方

暮らし

子どもが帰省すると聞くと、何を食べさせようかな、久しぶりにゆっくり話せるかなと楽しみになりますよね。

ところが、いざ帰ってくると食事の時間が変わったり、お風呂や洗濯のタイミングを気にしたり、夜遅くまで物音がして眠れなかったり。

数日一緒に過ごしただけなのに、子どもが帰ったあとはどっと疲れて、静かになった家に少しほっとしてしまうこともあります。

子どもが帰ってくるのはうれしいはずなのに、どうしてこんなに疲れるんだろうと考えてしまうこも。

でも、離れて暮らす時間が長くなれば、親にも子どもにもそれぞれの生活リズムができているもの。

以前と同じように過ごそうとすると、どちらかが無理に合わせることになり、せっかくの帰省が負担になってしまうこともあるんですよね。

そこで、子どもが帰省したときに生活リズムが崩れてしまう理由と、今の自分の暮らしを大きく変えずに一緒に過ごす方法を調べてみました。

昔の生活へ戻すのではなく、今の親子にちょうどいい帰省中の過ごし方を一緒に考えていきます。

子どもの帰省がうれしいのに疲れるのはなぜ?

子どもが家を出てからしばらく経つと、一人で暮らす毎日の中に自分なりのリズムができてきます。

朝起きる時間も、ごはんを食べる時間も、お風呂に入るタイミングも自分次第で、眠くなったら早めに寝ても、夕食を簡単に済ませても誰かに合わせる必要はありません。

そんな暮らしに子どもが帰ってくると、いつもの一日の中にもう一人の時間が入ってきます。

夕食を何時にするのか気にしたり、お風呂を先に使うか聞いたり、夜遅くまで起きている気配でなかなか眠れなかったりと、一つひとつは小さなことでも普段とは違う場面が増えるもの。

以前は同じ家で当たり前に暮らしていた親子でも、離れている間にそれぞれの生活習慣は少しずつ変わっています。

子どもには子どもの今の暮らしがあり、自分にもすでに一人で作ってきた今の暮らしがあります。

帰省中に疲れてしまうのは、子どもがいることそのものより、二つの生活リズムを一つの家の中で合わせようとする負担が大きいのかもしれません。

帰ったあと、久しぶりに静かになった部屋でほっとしたとしても、それだけで子どもに帰ってきてほしくないという話にはならないもの。

まずは、子どもへの気持ちと生活リズムの違いを分けて考えると、帰省中に何を調整すればいいのかが見えやすくなります。

帰省すると昔の母親役に戻ってしまうことがある

子どもが帰ってくると、久しぶりだから好きなものを作ろう、朝ごはんも用意しておこうと、ついあれこれしてあげたくなることがあります。

家にいた頃と同じように脱いだ服を洗濯したり、出かける時間に合わせて食事を用意したり、頼まれていないのに先回りしてしまったり。

普段は自分一人のペースで暮らしているのに、子どもの顔を見ると、いつの間にか以前の生活へ戻ってしまうんですよね。

数日の帰省だからできるだけのことをしてあげたいという気持ちはあっても、朝から晩まで昔と同じように動けば、普段の暮らしとの差はそれだけ大きくなります。

しかも、子どもはもう自分の生活を持っているので、親が以前と同じように世話をすることを求めているとは限りません。

帰省した子どもと一緒に食事をしたり、ゆっくり話したりすることと、身の回りのことまで全部引き受けることは別の話。

子どもが帰ってくると疲れると感じるときは、子どもの生活リズムだけでなく、自分が無意識に昔の母親役へ戻っていないかも振り返ってみたいところです。

久しぶりの帰省だからと以前の暮らしをそのまま再現しようとすれば、自分の今の生活との違いも大きくなっていきます。

崩れると困る自分の生活を先に決めておく

子どもが帰省している間も普段通りに過ごそうとすると、今度は子どもに合わせてもらうことが増えてしまいます。

反対に、せっかく帰ってきたのだからと何もかも合わせていると、自分のほうが疲れてしまうことも。

そこで考えておきたいのが、いつもの生活の中で何が変わると自分は困るのかということです。

たとえば、寝る時間が遅くなると翌日まで疲れが残る、朝食の時間がずれると一日の調子が狂う、一人で静かに過ごす時間がないと落ち着かないなど、人によって崩したくない部分は違います。

仕事や習い事、散歩など、普段から続けている予定を帰省のたびに全部休む必要もありません。

一方で、夕食をいつもより少し遅くしたり、普段は見ないテレビを一緒に見たりすることなら、帰省中だけ変わってもそれほど負担にならない場合もあります。

すべてをいつも通りにするのでも、子どもに全部合わせるのでもなく、帰省中だけ変わっても平気なことと、変えると翌日まで疲れが残ることを分けてみます。

自分にとって崩れるとつらい生活の軸がわかっていれば、子どもが帰ってきたときにも、どこまでなら無理なく合わせられるのか判断しやすくなります。

帰省中の食事や家事を一人で背負わない

子どもが帰ってくると、食事を作る量が増え、洗濯物も増えて、普段は一人分で済んでいた家事が急ににぎやかになります。

久しぶりの帰省だからと朝昼晩の食事を用意して、出かける時間に合わせて洗濯まで済ませていると、数日でも疲れてしまうのは当然です。

帰省したからといって、食事も家事もすべて母親が担当する必要はありません。

朝食はそれぞれ好きなものを食べる、子どもが友人と出かける日は夕食を作らない、食べたいものがあれば一緒に買いに行くなど、普段の生活に近い方法でも十分です。

普段の食事作りについては、一人分の食事を無理なく回す方法も参考になります。

洗濯や使った部屋の片づけなど、子ども自身でできることまで引き受けず、必要ならお願いするのも一つの方法。

毎回きちんとした食事を用意するより、一緒にスーパーへ行って食べたいものを選んだり、ときにはお惣菜を並べたりするほうが、かえってゆっくり話せることもあります。

数日だけだからと頑張りすぎると、子どもにとっては帰省でも、自分にとっては家事が増える数日間になってしまいます。

お客さんを迎えるようにもてなすのではなく、しばらく一緒に暮らす家族として家事を分けるくらいが、今の親子にはちょうどいいのかもしれません。

親子でも今の暮らし方を言葉にしておく

長く一緒に暮らしていた親子ほど、これくらい言わなくてもわかるだろうと思ってしまうことがあります。

でも、離れて暮らしている間にお互いの生活は変わっているので、以前なら気にならなかったことが今は負担になることもあるんですよね。

たとえば、夜遅く帰る予定なら静かに入ってきてほしい、朝食が必要なら前の日までに教えてほしいなど、困ることだけでも伝えておくと余計な気疲れを減らせます。

このとき、早く寝なさい、食事の時間までに帰ってきなさいと以前のように子どもの行動を決めるのではなく、自分の暮らしを基準に伝えるのがポイント。

帰省前に何日くらいいるのか、食事が必要なのはいつなのか、滞在中にどんな予定があるのかを聞いておくだけでも、こちらの予定を組みやすくなります。

お風呂や洗濯のように一緒に暮らすと重なりやすいことも、その都度お互いに様子をうかがうより、最初に軽く話しておいたほうが気楽です。

親子だからといって、生活の細かなところまで昔のまま通じ合えるとは限りません。

帰省中の決まりをたくさん作るのではなく、お互いが気持ちよく過ごすために必要なことだけ言葉にしておくくらいが、今の親子にはちょうどいい距離感です。

帰省後にぐったりしない過ごし方を見つける

帰省中の過ごし方が自分に合っていたかどうかは、子どもが帰ったあとにわかることもあります。

いつもの生活へ戻ったときにどっと疲れたり、静かな家にほっとしたりしたなら、今回の帰省で何が負担になっていたのかを振り返るきっかけになります。

睡眠が足りなかったのか、家事が増えたのか、それとも一人になる時間が少なかったのか、子どもと過ごしたこと自体とは分けて、疲れた理由を一つずつ振り返ってみる。

次の帰省では負担になったところだけ少し変えてみると、迎える側も帰ってくる側も無理をしない過ごし方を探しやすくなります。

昔と同じ親子の暮らしを再現するのではなく、それぞれに生活を持つようになった今だからこそできる過ごし方へ少しずつ更新していくことが、これからも気持ちよく子どもを迎えることにつながります。

まとめ

子どもが帰省すると生活リズムが崩れて疲れてしまうなら、以前の暮らしに戻そうとせず、自分が守りたい生活と帰省中だけ変えても困らない部分を分けて考えることが解決の軸になります。

離れて暮らす時間が長くなれば、親にも子どもにもそれぞれの生活リズムができているため、同じ家で過ごせば食事や入浴、就寝時間などに違いが出るのは自然なこと。

その違いがあるところへ昔の母親役まで戻してしまうと、食事や洗濯など普段より増えた家事も一人で抱えることになり、自分の生活まで忙しくなっていきます。

だからこそ、帰省中も崩したくない睡眠や予定、一人で過ごす時間は残しながら、食事や家事は子どもと分け、必要なことだけお互いに言葉にしておくことが大切。

それでも子どもが帰ったあとに疲れが残ったなら、何が負担だったのかを一つ振り返ることで、次の帰省で変えるところも見つけやすくなります。

こうして帰省のたびに少しずつ調整を重ねていけば、昔の親子の暮らしへ戻らなくても、それぞれが自分の生活を持つ今の親子に合った過ごし方へ近づいていきます。

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