アラカン女性が誘いを断れない時に無理しない距離感と断り方

ひとり時間

子育てが終わって少し落ち着いたころから、近所の集まりや古い友人との食事、顔なじみのグループなどからの誘いを断り切れすに参加して、帰り道に疲れ果てているというアラカン女性は少なくないとういう話をよく聞きます。

知人もそうだったらしく、子どもが独立してから外との付き合いが増えて、断れずに消耗していた時期があったと言うんですよね。

断った後の関係が怖くて、無理して参加するとまた誘われるので、そのループから抜け出せなかったそうなんです。

今回は、アラカン女性が誘いを断れない理由と、無理し続けることで何が崩れるか、そして、即答しないという一つの行動でどう変わるのかをまとめてみました。

断り方のテクニックより、断れない構造を知ることの方が先に必要なので、その順番で紹介していきますね。

なぜ誘いを断れないのか

断れないことを、優しすぎるとか気遣いすぎるとか、そういう言い方で片づけることが多いですが、実際には場面ごとに崩れ方が違います。

その場の空気に負けているのか、LINEで言葉を探しているうちに詰まるのか、長く続いている関係をどう扱えばいいかわからないのかなど、どの場面で断れないかを知ることが、自分のパターンを認識する最初の一歩です。

誘われたその場で断れない

たとえば、スーパーで顔なじみに会って来週のランチどうと声をかけられたとしますよね。

その瞬間、頭より先にいいですよと声が出て、帰り道になって、ああまたやってしまったと気づくという経験を繰り返している人は多いんじゃないかと思います。

顔を合わせて誘われる場面は、考える時間がほとんどありません。

相手の顔が目の前にあって、その場の空気があるので、そこで行けないですと言うことへのエネルギーは、思っているよりずっと大きいんですよね。

断れないのは意志が弱いのではなく、その場の流れに先に反応するパターンが体に入っているからです。

LINEで断れない

LINEのほうが時間があるから断りやすいはずと思いきや、どう書けば角が立たないかを考えすぎてしまい、言葉が出てこなくなって逆に詰まることがあるんですよね。

体調が悪くてでは嘘っぽいし、予定があってでは後でばれるかもしれないし、そうやって選びすぎて何も送れないまま時間が過ぎていく。

そのうち既読をつけるのも怖くなって、スルーしているうちに次の誘いが来たりすることも。

理由を丁寧に説明しなければいけない、という思い込みが詰まりの正体です。

何度も誘う相手を断れない

一度OKして関係ができてしまうと、そこから距離を変えることへの抵抗感が出てきます。

相手は悪い人でもないし関係を壊したいわけでもないのに、毎回無理している感じがあるという相手との関係は、最初の段階で行ける人として登録されてしまっているんですよね。

断れないのは相手が問題なのではなく、最初に無理してOKし続けたことで固定されてしまったパターンの話で、パターンは変えられますが、変えることへの罪悪感が先に来るので動けなくなります。

断れないのは性格じゃない、と気づいたのは随分あとのことで、その場の流れに乗ることへの反射、関係を崩すことへの怖さ、ずっとそれが動いていたんですよね。

無理して付き合い続けるとどう崩れるか

断れないまま参加し続けることを、関係維持のためにしょうがないと思っている人は多いです。

でも無理を続けることで何かが守られるのではなく、じわじわと別のものが壊れていき、しかも静かに壊れるので、気づいたときにはかなり進んでいることが多いんです。

ここをはっきり理解しておかないと、断れない状態は変わりません。

一人時間が回復に使えなくなる

断れずに参加し続けると、予定のないはずだった午後、誰とも会わずに過ごす予定だった週末、そういう時間が予定で埋まっていき、自分の時間が消えていきます。

行きたくて行くのと断れなくて行くのでは、帰ってきたあとの疲れがまったく違うので、後者は回復どころか、さらに消耗して戻ってくることになるんですよね。

アラカン世代の体は、若いころのように短時間で戻らないので、削られた一人時間のツケは思っているより大きく積み上がります。

疲れが抜けないまま次の週になり、また断れずに参加するというサイクルが続くと、体だけでなく気持ちの方が先に限界を迎えます。

人に会うこと自体が嫌になる

無理して行く回数が増えると、人と会うこと全体が重くなってきて、本当は会いたい人との時間まで、気持ちが向かなくなってくるんですよね。

好きな人と話す時間も、なんとなくしんどいとなってきたら、それは交流そのものが嫌になっているサインで、もともと人と話すのが好きだった人が、誘いのLINEを見るだけで気が重くなっていた、というのはそういう仕組みで起きています。

外に出ること自体にブレーキがかかり始めているのに、無理して参加し続けることで本来楽しいはずだった外の時間まで色褪せていくんですよね。

人との距離が近すぎると、楽しいはずの時間も負担に変わっていきます。

無理のない関係の作り方は、茶飲み友達との距離感の整え方でも整理しています。

誘えば来る人として固定される

断らずにいると、相手の中で誘えば来る人というポジションができあがります。

悪意はなくてもそう認識されて一度そのポジションに入ると、誘いの頻度は変わらないか増えていく一方で、こちらの状態に関係なく一定のペースで声がかかり続けます。

断れないでいることが、自分にとって不利な距離感を固定させているということです。

断れないことで関係を守っているつもりが、消耗する関係を確定させているので、断らない方が、最終的に関係を壊す方向に向かっています。

断れない人の思考のクセ

断れない状態を作っているのは、技術的な問題ではなく思考のパターンです。

そのパターンの根っこにはほぼ例外なく怖さがあって、優しいから断れないとか、気遣いができるから断れないという話ではなく、何かを失うことへの恐れが断ることを止めているんですよね。

嫌われることが怖い

断ったら気まずくなるし次から誘ってもらえなくなるかもしれない、嫌な人と思われるかもしれないといいう気持ちから、誘いを断れないことがあります。

でもこれは、断った後の相手の反応を自分が勝手に決めて込んでいる場合が多く、実際には一度断ったくらいで関係が壊れることあまりないので、起きてもいないことへの予測が、行動を縛っているということなんですよね。

嫌われるのが怖いという恐れは理解できますが、実際には無理して参加し続ける方が関係を壊していくし、疲れた顔で席に着いて、上の空で話して帰ってから消耗するという状態で続ける関係の方が、何を感じているのかじわじわと相手にも伝わっていきます。

嫌われることへの怖さより、無理し続けることへのリスクの方が大きいんです。

居場所を失う怖さが本音にある

断れない理由を突き詰めていくと、この人たちとの関係が壊れたら、自分の居場所がなくなるんじゃないか、という怖さを感じている事が多いんですよね。

子育てが一段落して外との接点が変わったアラカン世代は、今あるつながりを失うことへの恐怖が大きくなりやすいのですが、それは自然な感覚で、この怖さに動かされているうちは、どんな方法を知っても体が動きません。

断れないのは優しさではなく恐れなので、嫌われることへの怖さを、無理し続けることへの怖さに置き換えてみることが大切で、その向き替えが最初の一歩になります。

いい人でいようとしていたというより、嫌われることが怖かっただけなんだ、断ることで何かが終わる気がしていたけど実際にはそうじゃなかったという事がわかるまでには時間がかかるんですよね。

断り方は一つでいい

ここまで来てようやくどう断ればいいのかという方法の話ですが、方法を複数持とうとすると、どれを使えばいいか迷って結局その場では動けなくなるので、方法は一つで十分です。

なぜ断れないか、断らないとどこに向かうか、どんな恐れが動いているかの三つを把握した状態での方法は、頭だけで知っている方法とはまったく違うんですよね。

即答しないことだけ決める

誘われたその瞬間、一度確認してみますと言うそれだけです。

その場でOKを出す必要はないし、理由を説明する必要もなく、一度その場を止めるだけで冷静に考える時間ができます。

スーパーで顔なじみに来週のランチどうと言われたとき、一度確認してみますと言って別れる。

LINEが来たときは、すぐに返信しないで一呼吸置く。

その一呼吸が、反射的なOKを止めるので、考える前に体が動くパターンをこの一言が断ち切ってくれます。

これは嘘でも逃げでもなんでもなくて、即答しないことは自分の判断を守るための習慣なんですよね。

その後断るか受けるかは、落ち着いた状態で決めればいいし、慣れてくると、即答しないこと自体が自然になってきます。

いつも即答してしまうという人は、まずこの一言を持つだけで変わり始めます。

断った後の関係について

断った後どうなるかについては、一つだけ紹介していきますね。

一度断っても関係は壊れない

一度断ったことで関係がなくなるような相手は、最初からそれほど深い関係ではなかったということです。

実際に断ってみると、相手はそれほど気にしていないことが多いので、この人は断ることもあるという認識が相手にできるだけで、むしろ関係が対等になっていく場合もあります。

断った後の関係がどう変わるか、変化をどう受け取るかは断ってみないとわかりませんが、断る前の段階では、頭の中で起きていない未来を心配しているだけなので、まずは一回即答しないことを実行してみる。

それが断った後の話を考えるより先にすることです。

距離を少し引いたときに感じる違和感は、集まりの中でも起こりやすいものです。

無理せず関わる感覚は、習い事や集まりとのちょうどいい付き合い方も参考になります。

まとめ

今回は、アラカン女性が誘いを断れない理由と、断れないままでいるとどう崩れるか、そして距離の整え方をまとめました。

断れないのは性格ではなく、断った時の相手の反応と断った後の関係を心配している。

ですが、断ることで関係が壊れたり、相手から嫌われることの恐怖に感じることよりも、無理し続けながら関係を続けることの方がリスクが大きく、結局は断らない方が関係を壊していっている事があるので、辛いと感じる場合は断るのがベスト。

断る方法は一つで十分で、次に誘われたときには即答せず一度確認してみますと言って、その場を一回止める。

それだけが、無理せず相手といい関係を続けられる最善の方法です。

今日から始められることなので、辛いと感じる時は限界を迎える前に実行してみてくださいね。

無理をしない関係は、一度整えたあとも崩れやすいものです。

自分のペースを保つコツは、人付き合いを無理なく続ける整え方でまとめています。

 

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