ひとり時間をうまく過ごすことができるようになり、知り合いが増えると色々なお誘いも受けることも多いですが、頻繁に誘われたり、自分のペースが乱されると辛いですよね。
断ろうとしても断った後が、一番しんどいという話をよく聞きます。
勇気を出して断ったのに、その後の相手の反応が気になって、気まずくなったら元に戻した方がいいかなと思い始めて、気づいたらまた無理して参加している。
そういうアラカン女性は少なくないんですよね。
知人も最初はそうでした。
一度断れたのに、次に顔を合わせたときの空気が怖くて、自分からフォローの連絡を入れて、結局また元の距離感に戻ってしまって、断ったことが無駄になったと言うんですよね。
今回は、断った後の人間関係がどう変わるか、なぜ戻そうとしてしまうのか、そして戻ることが一番まずい理由をまとめました。
断った後に普通に接することが、関係を再設計する唯一の方法です。
断った後関係はどう変わるか
断った後に何が起きるかという現実を考えてみると、関係が壊れるという怖さが先に来やすいですが、実際に起きることはいくつかのパターンに分かれます。
どのパターンになるかは断ってみないとわかりませんが、知っておくことで動揺が減るので紹介していきますね。
何も変わらない相手
一度断ったことを相手がほとんど気にしていないパターンです。
断った事があっても、次に顔を合わせたとき普通に話しかけてきたり、LINEがまた来たりして何も変わらない関係が続いていく。
これが一番多い反応です。
こちらが大ごとに構えていたのに、相手はあっさりしていて、そのギャップに拍子抜けする人は多いです。
断った後にあれ、こんなものかと気づく経験が、次に断るときのハードルを下げてくれます。
少し距離ができる相手
誘いの頻度が減ったり、LINEの返信が短くなったりするパターンです。
関係がなくなるわけではないが、今までとは少し違う温度になったりすることで、気まずくなったと感じる人が多いですが、実際には距離感が自然な位置に動いただけです。
こちらが無理して縮めていた距離が、少し広がった状態で、相手にとっても、こちらにとっても、より自然な位置に落ち着いたということなんですよね。
気まずさではなく、適正化として受け取っていい変化です。
連絡が来なくなる相手
断ったことで完全に連絡が途切れるパターンもあります。
離れてほしくなかった相手だった場合、これは寂しいと感じることが多いですが、これはその関係が行けば続くし断ると終わる、という構造だったということです。
無理して行き続けることでしか維持できなかった関係は、維持していたのではなく、対価を払い続けていたということ。
支払いが止まったことで関係も止まったということなので、その関係の強さでしか繋がっていなかったということなんですよね。
なぜ変化が怖いのか
断った後に関係が変わることへの怖さは、どこから来ているのか。
漠然と怖いと感じているだけでは、その怖さに動かされ続けてしまうので、怖さの正体を言語化することで、少し扱いやすくなります。
変化=失敗と思い込んでいる
断る前と同じ関係が続くことが成功で、何か変わることは失敗だという感覚がありますが、関係は時間とともに変わるものです。
子育て期間中と卒母後で人間関係が変わるのは自然なことで、断ったことで変わる関係もその流れの中にあるんですよね。
変化そのものが問題なのではなく、変化を失敗と解釈することが問題で、断った後に関係が少し変わったとしても、それは断ったことの結果ではなく、その関係の実態が見えただけということが多いんですよね。
気まずさをゼロにしようとしている
断った後の少しの気まずさを、すぐに解消しなければならないと思う人がいますよね。
相手が少しよそよそしければ、こちらからフォローしてみたり、返信が短ければ長めのメッセージを送ってみたりして、そうやって気まずさをゼロに戻そうとしますが、気まずさはゼロにしなくていいものなんです。
断った直後に少し空気が変わることは自然なことなので、時間が経てば落ち着いていくのに、それを待てずに動くことの方が、関係にとって余計なノイズになります。
なので、気まずさを埋めようとする行動が次の問題を作ったりするんですよね。
戻そうとすることで崩れる理由
断った後に元の距離感に戻ろうとする行動は、断れない状態とは別の崩れ方を生みます。
断る前は断れずに無理するという崩れ方でしたが、断った後に戻ろうとすることで起きる崩れ方があります。
断っても結局来る人になる
一度断ったのにフォローして元の距離感に戻すと、相手の認識はどうなるかというと、断っても少し経てばまた来る人として更新されます。
次の誘いへの期待値が下がらないどころか、断っても大丈夫という前例ができるので、断ることの効果がゼロになります。
断ったことで生まれたわずかな距離感は、関係を再設計するために必要な余白なのに、そこを自分から埋めに行くことで、余白が消えてしまう。
すると、また元の消耗するパターンに戻ることになります。
相手に管理される関係になる
断った後にこちらからフォローしたり、誘いに乗ってしまったり、気まずさを埋めるという行動を繰り返すと、相手から見てこちらは断っても働きかければ動く人と思われるので、こちらの行動が相手によって引き出されている状態になるんです。
これは断る前と構造が変わっていません。
断れずに従っていたのが、断った後にフォローして従っているという形に変わっただけで、主導権は相手にあることになり、断った意味がなくなるんですよね。
自分の判断への信頼が薄くなる
断った後にすぐ戻すことを繰り返すと、自分の判断を自分で否定し続けることになります。
断るという決断をしたのに、気まずさに負けてそれを撤回すると、その繰り返しが次に断ろうとするときの自信を削っていきます。
どうせまた戻すことになるという感覚が積み上がると、断ること自体を最初から諦めるようになりますよね。
断った後に戻ることは、次の断れない状態を強化していくということです。
人との関係を近づけすぎない考え方については、こちらでも触れています。
無理しない関係の残し方
断った後に関係を整えるというのは、元に戻すことではなく、新しい距離感の基準を作ることです。
これを選別と呼ぶと冷たく聞こえますが、実際には自分にとって無理のない関係だけを続けるための再設計です。
断っても変わらない相手を大切にする
一度断っても普通に接してくれる相手、気にせず連絡してくれる相手との関係は、断ったことで強度が確認された関係です。
無理しなくても続く関係というのは、こういうものなんですよね。
断った後に残る関係の方が質が高いし、無理して維持していた関係が整理された分、こういう相手との時間に余裕が生まれ、こちらも自然に笑える時間が増えていく。
関係が減ることを失敗と感じていた感覚が、ここで変わってきます。
頻度を変えることで関係を続ける
全部断るのではなく、無理なく参加できる頻度に変えることで関係を続ける方法があります。
それは、毎回参加していた集まりを月に一回にする事。
それだけで、消耗せずに関係を維持できるので、相手との関係を終わらせるのではなく、自分が無理なく続けられる形に変えることが大切なんです。
断ることは関係を切ることと考えるのではなく、関係の頻度や形を変えるという感覚にするという区別が持てると、断ることへの抵抗感が変わってきます。
離れていく関係の扱い方
断ったことで連絡が来なくなった相手、距離が広がったままの相手との関係をどう扱うかは、断った後の気持ちを大きく左右します。
寂しさや後悔を感じることは自然ですが、そこで何をするかが次の関係の形を決めます。
追いかけない
離れていく相手を引き止めようとしないことです。
追いかけることで一時的につながりが戻るように見えても、また同じ消耗するパターンに戻るだけなので、追いかけてつなぎとめた関係は、また無理して維持する関係になります。
離れていく相手を見送ることは冷たい行動ではなく、その関係の自然な流れを受け取ることなので、追いかけることへのエネルギーを、残っている関係に使う方がいいんですよね。
寂しさはあっていい
断ったことで関係が変わることへの寂しさは、あって当然なので、それを感じないようにしようとする必要はありません。
ただ寂しさを感じながら追いかける行動はせず、感情と行動を分けることです。
寂しいから連絡する、寂しいからフォローする、という行動は、寂しさを解消するための行動であって、関係を良くするための行動ではありません。
寂しさはそのまま置いておいて、次に自然に会ったときに普通に接するだけで十分です。
やってはいけない戻し方
断った後に関係を元に戻そうとして取る行動の中に、関係をかえって崩すものがあります。
気まずさを解消したくて動くことは理解できますが、その動き方によって、断った意味がなくなるだけでなく、関係そのものを不安定にすることがあります。
過剰にフォローする
断った後に、ごめんなさいまた今度ぜひ、その日は本当に都合が悪くてと丁寧なフォローを入れる人がいますが、罪悪感から相手に説明しようとするんですよね。
でもこれは、断ったことを謝っているのと同じになってしまうので、断ることを謝るべきことではありません。
過剰なフォローをすると、相手にはこの人は断ることに後ろめたさがあるのではと思わせてしまい、次の誘いへの期待が高まることにもなります。
断った後は普通に接するようにして、フォローという名の謝罪は必要ありません。
代わりの何かを提供しようとする
断ったことへの埋め合わせに、別の機会を自分から作ろうとするパターンがあります。
今度こちらから誘いますね、代わりにこれをしましょうかという形で、断った分を補填しようとする人がいますが、でもこれは、断ったことで生まれた余白を自分で埋めている行動なんですよね。
断ったことには埋め合わせが必要という発想自体が、断ることへの罪悪感から来ているのですが、断ることは負債ではないので補填の必要はないんです。
次に会ったときに普通に接することで十分です。
急に元通りの距離感に戻ろうとする
気まずさに耐えられなくて、自分から積極的に関わりに行って元通りにしようとするパターンです。
断る前より頻繁に連絡したり、次の誘いには必ず参加したりして、気まずさをなかったことにしようとしますが、でもこれは、断る前より消耗する状態になるんですよね。
断る前の無理と、気まずさへの対応としての無理が重なるので、元に戻ろうとする行動が、一番ダメージを大きくします。
次に会ったときは普通に接するだけでいい。それ以上でも以下でもない。
まとめ
今回は、アラカン女性が誘いを断った後の人間関係がどう変わるか、なぜ戻そうとしてしまうのか、そして戻ることで何が崩れるかをまとめました。
断った後の変化は失敗ではありません。
関係が少し動くことは、その関係の実態が見えただけです。
変化を元に戻そうとすることが、断った意味をなくし、また消耗するパターンに引き戻すので、過剰なフォローや埋め合わせ、急いで元通りにしようとする行動などは全部やらなくていいことです。
次に会ったときは普通に接することだけが、断った後の関係を無理なく続かせる唯一の方法です。
気づかないうちに人間関係で疲れている時は、この先も合わせて読んでみてください。

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